室温-2度と効果抜群!天井裏にこもる熱を排気させる自作ダクトの作り方

はじめに

夏場、日中の最高気温が35℃前後にもなると、就寝時になっても室温が下がらずに、なかなか寝付けず、眠れたとしても疲れ・眠気が残ったままに朝を迎えてしまうなんてことも少なくないと思います。

エアコンを朝まで付けっぱなしにすれば、電気代がかかるうえに体が冷えすぎて逆に体調が悪くなったり、タイマー設定にしても切れた途端に目が覚めてしまったりと
悩ましい限りです。

室温がなかなか下がらない原因として考えられるのが、日中の強い日差しで熱せられた熱を溜め込んでしまっている屋根や壁で、日が落ちてもここから蓄積された熱が室内に放出され続けるためです。

特に屋根が受ける熱は相当なもので、その熱は天井裏へとこもっていき、日中の温度は50℃以上にもなると言われます。ここでは、天井裏にこもった熱を屋外に強制的に排気することにより、室温をより快適な環境にするための天井裏換気扇設置に関するDIYを紹介します。

準備するもの

■台所用換気扇
■防虫ネット
■針金
■ブルーシート
■園芸用支柱

天井に穴を開ける

我が家の二階には南側・北側にベランダがあり、ここの天井に換気扇の羽の大きさとほぼ同じ大きさの排気用の穴を開けました。 ベランダがなければ、写真にあるような既に穴が開けられている軒裏換気口を流用するのも一つの手段だと思います。

換気扇を設置する

開けた排気用の穴の上に換気扇を設置し、ずれないように固定します。ベランダ側から見ると写真のような感じとなります。 電気コードの届く範囲の所にコンセントも用意しました。

防虫対策をする

風量が多少落ちてしまいますが、天井裏に蜂・虫などが入りこまないように、防虫対策をしましょう。 ここでは、プランター底に敷くネットを貼り付けましたが、網戸の網などでも代用できると思います。

効率よく排熱する

ここまでで天井裏の熱を排気することは十分可能なのですが、熱は上へと上がっていく性質があり、天井近くよりも屋根上部の方により高い熱が集まっていきます。この屋根上部の熱を効果的に排気するために、ダクトを設置することをお勧めします。

太めの針金を換気扇の羽と同じ大きさのらせん状にして、これにブルーシートを巻きつけて筒状の形にします。これを換気扇の上に置けるように園芸用支柱で台座を付けます。ダクトの長さは屋根上部までの高さに合わせて、調整してください。排気ダクトの有無で排気温度に3℃の差がありました。

ダクトの設置方法

天井近くに溜まる湿気を排気できるようにすることも考え、ダクトと換気扇は密着させず、ちょっと隙間ができるように設置してあります。 ダクト先端はなるべく屋根最上部まで延ばして設置します。これで、屋根上部の熱気と天井近くの湿気両方を排気できます。

設置効果とまとめ

日中の天井裏温度を4℃以上下げることができ、就寝時の30℃近くあった室温を2℃下げることができました。 以前は就寝時も含めて扇風機を稼動させていましたが、設置後は特に就寝時、扇風機をつけないと寝付けないということはなくなりました。

天井換気扇は、天井裏の熱を強制的に排出することにより室内をより快適な環境にするのは勿論のこと、湿気も排気できるので、結露・シロアリ・カビの発生予防にも効果を発揮します。また、過度の熱・湿気からの木材保護にも役立ち、住宅そのものを長持ちさせることにもなります。

さらに、外壁内の熱・湿気を天井裏を介して軒下換気口へと排気する外壁通気工法を取り入れている住宅であれば、「天井裏の熱・湿気を下げる=外壁内の熱・湿気も下がる」という二重三重の効果が期待できます。

我が家にはエアコンはありませんが、天井裏の温度も下がれば日中のエアコンの効きも良くなり節電・熱中症予防にもなるでしょう。高温多湿でありながら、節電を余儀なくされている日本の夏ですが、室内をより快適にそして安眠・快眠ができるような環境にしていきたいものです。