冷暖房の効果を良くするお財布にも地球にも優しいプチプチシートを利用した内窓の作り方

外気の影響を軽減する内窓を作ろう!

冬場・夏場に屋外からの冷気・熱気の影響を受けてしまうと、冷暖房の効率が悪くなり部屋がなかなか涼しくならなかったり、暖かくならなかったりしてしまいます。部屋は天井・床・壁・そして窓から外気の影響を受けるとされ、その中でももっとも影響を受けるのが窓と言われます。

市販されている冬場の窓断熱グッズで、窓ガラスに直接貼り付けるタイプのプチプチシート(以下、プチプチと略)をよく見かけます。女性でも手軽に使える上に、窓ガラスからの冷気と結露を防止するのに、ある程度効果を発揮してくれますが、窓ガラスより冷気が伝わりやすいアルミサッシの窓枠部分が結露したり、そこから冷気が伝わってきたりと不満を感じた経験をお持ちの方もいると思います。

ここでは類似している梱包用のプチプチを使用し、貼り付けタイプのプチプチで解決しきれなかった結露と冷気をさらに効果的に防止できる内窓の作り方を紹介します。

用意するもの

■窓枠用の垂木
■プチプチシート
■両面テープ
■隙間テープ
■木ネジ
■取っ手

設置の必須条件

内窓を設置する必須条件として、取り付けようとしている窓の内側に、写真の矢印で示した部分の窓枠(額縁ともいう)が幅3cm以上必要となります。これが該当する窓でないと、ここで紹介する内窓を設置することはできません。

木枠を組み立てる

まずは内窓用の木枠を組み立てます。 前述した窓枠に設置するわけですが、この窓枠よりも幅と高さ共に1cm小さい木枠になるように垂木を用意し組み立てていきます。

写真にある木枠には途中に一本垂木が使われていますが、これは木枠そのものの強度を増すためと、また中心よりずれているのはプチプチを有効に利用するためで、広い方がプチプチの幅(ここでは120cm)に合わせてあります。木枠はキッチンの勝手口とその横、そしてシンク前の窓3箇所用に用意したものです。

木枠は二本の木ネジで固定する

木枠を固定していく木ネジは垂木の幅より2cmほど長いものを使用し、一箇所につき二本ずつ使ってしっかりと固定していきます。この際、電気ドリルなどであらかじめ誘引用の穴を開けておくと、垂木が割れたり・ネジがずれることを防ぐことができます。

プチプチを貼り付ける

出来上がった木枠に、両面テープを使ってプチプチを巻きつけるように張っていきます。1cmほど木枠からはみ出るようにしてあるのは、四方をプチプチで覆ってあげるためでクッションの役割をし、取り付ける窓枠を傷つけることを防ぎます。見た目にも関わってきますので、シワにならないよう「ピンッ」っと張るようにしながら丁寧に作業しましょう!

取っ手を取り付ける

木枠の全面にプチプチを張り終えたら、内窓の着脱がし易いように高さの半分ほどの所の左右二箇所に取っ手を取り付けます。(ここではカーテンを束ねる金具を流用)

内窓は窓枠に密着させる

取っ手を取り付けたら、窓枠に設置してみましょう。縦横1cmずつ小さかった木枠ですが、プチプチを張ったこの時点で窓枠にぴったりと収まるかもしれません。隙間があったり、すぐに外れてしまいそうな場合は必要に応じて、隙間テープを張って窓枠と内窓が密着するようにして下さい。隙間テープで対応できないほどの隙間がある場合は、木枠周囲にプチプチを張り足してあげることによりある程度対応可能です。

設置例その1

勝手口に内窓を設置する前後の写真です。

隙間テープの効果

勝手口に内窓を設置した際の角のズーム写真です。隙間テープを張っているお陰で窓枠と内窓が隙間なく密着しているのが分かると思います。

設置例その2

勝手口横の窓に内窓を設置する前後の写真です。屋外からの明かりをシャットアウトすることなく、部屋が暗くならず丁度すりガラスのような感じで、ちょっとした目隠しにもなります。

設置効果

寝室にも同じ要領で作った窓2つ分の内窓を設置していますが、冬場寝ていてカーテンの隙間・下からやってきていた凍える冷気はほとんど気にならないほどにまで解消されています。また、サッシの窓枠・ガラス面の下部がビチャビチャになってしまうほどになっていた結露も同じく解消されました。

結露はまったく発生しないという訳ではなく、本窓と内窓との間には必ず空気が存在するので、この空気中の水分がガラス面にポツポツつく程度の結露は発生します。(設置した内窓のプチプチ表面が結露することはまったくありません)

重要なのは、空気をそこに閉じ込めておくことです。部屋の空気が内窓の隙間を通り越して、行き来してしまうと過度の結露を起こしてしまいます。我が家にはエアコンがありませんので冬場のみ設置していますが、夏場に設置することで冷房効率も良くなり節電にもつながると思います。窓断熱で部屋をより快適にすることで、昨今の節電の夏を乗り切っていきましょう!