木材に焼き目を入れてアンティーク調の木材へ大変身!

木材を利用して棚や家具などを作ると、今まで部屋に設置してある家具とバランスが悪くなってしまう場合があります。

部屋の中に無垢の木材を利用した家具の多い方であれば、こういった問題もないのですが、ドアや建具などの多くはチーク色やオーク色などの色が多いこともから無垢の木材は非常に浮いてしまいます。

木材の加工仕上げ加工として、塗料を利用するという方も多いとは思いますが、今日紹介する木材の焼き仕上げで家具を作ってみては如何でしょうか?

木材の“焼き仕上げ”はアンティーク家具のような木目を活かした非常に使い勝手の良い木材のフィニッシュ加工なのです。

※木材の焼き仕上げは木材や家具を使用できなくしてしまう可能性もあることから、自己責任で行いましょう

準備するもの

木材の焼き仕上げに必要なものは多くはありません。

・焼き仕上げを行う、家具や木材

・バーナー

※キャンプ用のガストーチなどで構いません。比較的に長時間行うことから、ライターやターボライターなどの使用は控えましょう。

・ワイヤーブラシ

・スポンジヤスリ

こちらが、今回焼き仕上げを行う木材です。

木材の選定ですが、寒地の木材は木目が細かく、暖地の木材は木目が粗いという特長があります。

木目の様相は好みが分かれることから、自分の好みの木材を選びましょう。

火に注意しながら炙っていきます

さて、作業の大半はバーナーでの“焼き作業”になります。バーナーであれば10秒程度当てていれば黒く変色するのですが、“全体を均等に焼く”というのがポイントです。

軽く焼いた後に一度火を止めて焼き具合を確認しましょう。

燃えやすい木材や燃えにくい木材など特徴があることから、最初に試し焼きを行うことで木材の特長を知る事ができます。

できる限り“ムラ”を少なくすることが重要です。上の写真では少々焼きが甘いとことから、更に焼きを進めます。

十分に焼いたのが、上の写真です。「少し焼きすぎかな?」と思う程度がちょうど良い焼き加減です。

焼き加減にも好みがありますが、この後に“表面を削る”という作業を行うことから自分の好みよりも強く焼いても問題はありません。

※焼きの作業では木材の狂いが生じてしまう可能性があります。狂いやすい木材の場合には“ゆっくりと焼く”ということを心掛けましょう。

炭になった部分を綺麗に取り除きます

ワイヤーブラシとスポンジヤスリの登場です。

ワイヤーブラシは焦げの除去に、スポンジヤスリは色の調整に利用します。

ワイヤーブラシで焦げを取ります。この時、木目に沿ってワイヤーブラシを動かすことで木目を強調することができます。

粗方に焦げを落としたら、ブラシで軽く撫でるようにします。

ワイヤブラシだけでも十分仕上がるのですが、近くで見るとワイヤーブラシで付いてしまった細かい傷が目立ちます。

スポンジヤスリでは軽く木材を整えるように表面を削ります。

木目に逆らわないように、木目に沿ってスポンジヤスリを使用しましょう。

スポンジヤスリで木材の色調を調整します。

強い色が好みであれば軽く表面を調えるのに留め、柔らかい色調が好みであれば強く表面を整えましょう。

自分の好みの色調が出せれば一連の作業は終了です。

ただ、家具は室内で使用することから、室内の照明の下で色調を確認する必要があります。

木材を室内に持ち込み作業を再開します。

室内の照明で撮った写真が上記です。

蛍光灯の下では白さが際立ち、電球色の照明では黒さが際立ちます。

室内の照明で確認しイメージと異なる場合には、スポンジヤスリで調整しましょう。

汚れや炭を丁寧にふき取りましょう

最後の作業は“木材の拭き取り”です。

当然ですが、木材は焼いたことから墨が付着していることから、これは非常に重要な作業です。

2~3回拭き取ったのが上の写真です。

驚くほど汚いことに加え、木材の色調の変化に気付く方もいるとは思いますが、これは水分を含んだ事による変色で乾燥すれば戻るので心配無用です。

拭き取りを終え水分の残った木材です。

やや黒く木目が目立つように見えます。この色調が好みであればニスなどを使用することで、この状態を再現することができます。

拭き取りで付着した水分を乾燥させたのが、こちらの写真です。

見た目は拭き取り前と変わらないのですが、手で触れてみるとザラザラした感覚がなくなっています。

以上で完成です。

前と比べると木目が目立つことに加えて、木材のエイジングを感じることができます。

木材の仕上げにはニスなどの塗装やオイルフィニッシュなどもありますが、自然でアンティーク調の家具が好みという方には“木材の焼き仕上げ”がオススメです!!